北海道一周食い倒れひとり旅 Day4
9月19日 木曜日 4日目
おはようございます。今日は網走で夕方まで観光し、特急で札幌へ向かいます。予定を立てた時には旭川に宿泊する予定だったのですが、駅前に手頃な宿がなかったため特急で札幌まで帰ることにしました。あと持ってきてる服だけだと寒い日ことも判明したので。特急も乗り放題の切符だとこういうときに便利ですね。
観光周遊バスに乗ってまずは網走監獄へ。ガイドの方の案内に沿って効率よく様々な展示を見ることが出来ました。蝋人形がめっちゃリアルで少し不気味に感じなくもなかったです…
明治初期、網走監獄に収監された囚人たちは北海道の開拓を進めるために道路建設に動員され、冬の寒い日にも働かざるを得なかったそうです。罪を犯したことは褒められたことではありませんが、自分が今住んでいる北海道が発展できたのは囚人たちのおかげとも言えるでしょう。
続いて訪れたのはオホーツク流氷館。見学をする前にまずは館内のレストランで昼食をとります。食べたのは網走和牛と十勝マッシュのビーフストロガノフ。お肉がトロトロで美味しかったです。食後にはカフェで流氷ソフトクリームを購入。オホーツク海の塩を使用した塩キャラメル味でした。
入場券を購入していよいよ展示スペースへ。まず目に入ってきたのはクリオネでした。かわいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。映えですね。タピオカブームの次はクリオネブーム来ますよ。
クリオネ、そして流氷に関する上映を見学した後、流氷体感室に向かいました。この中は-15℃になっており、本物の流氷が置かれていました。また入口に置いてある濡れたタオルを振り回して凍らせる体験もでき、かなり楽しんでしまいました。一度入った後に物足りなさを感じもう一度体感室に入ったのですが、その際にスタッフさんに「おかわりですかw」と笑われてしまいました。すまん、まだガキなんや…
続いては北方民族博物館。アイヌ民族だけでなくロシア圏やシベリア圏など幅広い北方民族を扱っています。元々はアイヌ民族研究に興味があった人間なので割とテンション上がりますね。衣装や楽器、住居、祭礼道具などが多く展示されていました。特別展では北欧のサーミ族の暮らしと工芸について特集を行っており、衣装の可愛らしい柄に目を引かれてしまいました。民族衣装を試着できるスペースもあり、僕はアイヌ民族の衣装を着てみることにしました。イランカラプテ〜〜
網走観光ラストはフラワーガーデン「はな・てんと」です。本来はスキー場ですが、夏から初秋にかけてはこうして一面に花を咲かせています。
就職先かな?
いやー、綺麗ですね…あいにく花の名前とかよくわからないけど、まあ綺麗なので良いと思います。良いものは良い。
網走駅に戻ると、これから乗る特急がすでにホームに入っていました。この特急は17時25分に網走駅を出発し、22時53分に札幌駅に到着します。なんと5時間20分の長旅。改めて北海道は広いなあと感じます。
網走駅で買ったのはこの帆立弁当。オホーツク海で採れた帆立は噛めば噛むほど味が出てきて美味しかったです。
札幌駅に到着。
4日目は以上です。家に帰ってしまうとなんだか旅がリセットされてしまうように感じて嫌ですね。まあ明日も家に帰るんですけども。旅程作るの下手か?それでは〜
北海道一周食い倒れひとり旅 Day3
9月18日 水曜日 3日目
早朝4時に起床し、まだ薄暗い釧路駅へ。根室に向かう列車の始発は5時35分。それを逃すと次は8時18分であり、さすが末端ローカル線といった感じですね。釧路の朝の気温は15℃と肌寒く、思わずホームの自動販売機でココアを購入してしまいました。
途中の茶内駅でルパンととっつぁんの2人に遭遇。原作者のモンキー・パンチ先生がこの辺りの出身であるため、駅のパネルや車両ラッピングにルパンたちが登場しているそうです。
根室駅1つ手前の東根室駅。この駅から線路が西にカーブするため、この駅が日本最東端の駅となっています。こじんまりとした無人駅で終点でもないため、あまり最東端感はないですね…。
根室駅に到着!気温は16℃でやはり寒い。JRとバスの接続が良いため、そそくさとバスに乗りこんで納沙布岬へと向かいます。
本土最東端の納沙布岬に到達。自分と同じように駅からバスで来た人の他にライダーも数人いました。僕もバイクに乗りたい気持ちはありますが、また教習所に通う必要があると考えるとすこし面倒ですね()
納沙布岬から望む国後島。写真では分かりにくいですが、島の影が肉眼で確認できます。北方領土問題に関心を持ってきたつもりではいますが、いざこうして目の前にしてみると深く考えさせられます。せめて四島を故郷に持つ方々だけでも自由に出入りさせてくれないものかなあと個人的には思います。
岬の近くにある北方領土資料館でこのようなものを交付してもらいました。大学生のうちに四極を制覇したいですね。
根室駅に戻り、再び釧路へと向かいます。昼食は根室駅前のスーパーで購入したエスカロップ。バターライスの上にトンカツ、そしてデミグラスソースをかけたもので根室のご当地グルメとなっています。弁当でももちろん美味しかったですが、次回根室に来る際はお店でゆっくりと食べたいと思いました。
釧路駅に到着し次に乗るのはくしろ湿原ノロッコ号。釧路湿原をノロノロと走り抜ける列車です。車窓にシカを見ることが出来ましたが、写真は間に合わず…
釧路湿原駅に到着。ここから歩いて湿原を見渡せる細岡展望台へと向かいます。
おー…広い…蚊がすごい…広いなあ…蚊がすごい……だいぶ向こうまで湿げ…蚊がすごい………
そりゃ蚊も出ますよね、言っちゃえばでかい水たまりみたいなものですもんね。蚊は置いといて湿原は壮観でした。釧路湿原の中には山手線の内側がすっぽりと入るとノロッコ号の車内アナウンスで案内がありました。それはすごい。遠くを見渡すとタンチョウが飛んでいる姿を見ることが出来ました。
一旦釧路に戻り、今宵の宿がある網走へと向かいます。
途中の駅には北海道特有の客車を再利用した駅がありました(ブレた)
宿の最寄りの桂台駅で下車。コンビニで食料を買い込んで今宵の宿へ。
3日目は以上です。今日は道東の雄大な風景を見ることが出来てよかったです。将来は北方担当大臣になって四島を返還しようと思います。それでは〜
北海道一周食い倒れひとり旅 Day2
9月17日 火曜日 2日目
快晴の函館からおはようございます。2日目が始まりました。今日は函館を出て帯広を経由し釧路へと向かいます。
函館に来たら朝市に行くしかないでしょう。今回はきくよ食堂 支店 で元祖函館巴丼(うに・いくら・ほたて)を食べました。うにとほたてが甘い。美味い。いくらはひと粒ひと粒に張りがある。美味い。回転寿司で食べるいくらと北海道の市場で食べるいくらはもはや違う食べ物だと思います。
函館8時55分発の特急に乗ってひとまず乗り換え駅の南千歳駅に向かいます。
天気が良いと遠くまで見渡すことが出来て気分が良いですね。
南千歳駅で乗り換え。帯広に向かいます。お昼時でしたが帯広で豚丼を食べる予定なので我慢。やはり道東は人気なのか、外国人旅行客で車内はいっぱいになっていました。帯広までの道中は雲海で有名なトマムやメロンと財政破綻()で有名な夕張を通ります。
帯広駅に到着。駅ビルの中にあるお店で帯広名物の豚丼を注文します。
テッカテカ。そして柔らかい。備え付けのタレと塩コショウのしょっぱさでご飯がススムくん。美味しかったです。
豚丼を食べ終え向かったのは駅前の通り沿いにある六花亭帯広本店。雪こんチーズとサクサクパイを購入。どちらも上品な甘さとなっていました。それにしても六花亭の存在を知らずに生きてきた18年間の意義が問われる。マルセイバターサンドは国宝でいいと思います。
帯広駅に戻り駅ナカを散策しているとなつぞらのキャスト陣のパネルを発見。なつぞらの舞台は十勝ですもんね。連ドラを見てればこういうのももっと楽しめたと思うとちょっと後悔。
帯広に約2時間半滞在し、特急列車で釧路に向かいます。帯広を含めた十勝地方は魅力がいっぱいなので、近いうちにレンタカーで周遊したいなあと思いました。
見渡す限りの平野の向こうに沈む太陽、いいですねぇ。北海道っぽい。札幌に住んでいるとこのようないわゆる"北海道"の風景とは無縁なので新鮮に感じます。
釧路駅に到着!少し寂れた感じがたまらんですね…
駅舎の外に出ると少し肌寒く、道東はもう秋を迎えているのだと感じました。よく考えたら初の釧路、初の道東訪問ですね。長期休みじゃないと道東なんて来ないので、じっくり堪能したいと思います。
2日目は以上です。だいたい電車乗ってるか食べてるかになっちゃいましたね。まあこの旅を通してそんな感じなんですけども。明日は朝早いのでさっさと寝ようと思います。それでは〜
北海道一周食い倒れひとり旅 Day1
9月も中旬に入り、夏の終わりを感じる今日この頃……に至っても特に夏休み中なにもしてないのヤバいですね。何かしないといけない…。
ということで始まりました北海道一周食い倒れひとり旅。せっかくこの北海道に来たことだし、とりあえず初級レベルの鉄道で一周します。ちなみに中級は車、上級は自転車、超級は徒歩です。知らんけど。来年までには車で一緒に回ってくれる友達関係を築きたい…
9月16日 月曜日(敬老の日) 1日目
午前7時57分、臨時特急ニセコ号で札幌を出発。この列車は一般の特急列車では通らない小樽やニセコといった山側のルートを通り函館へと向かいます。鉄オタ魂が騒ぎますね。
余市駅で停車。ホームでは名産のリンゴを使用したアップルパイをはじめとしてジュースやワインなどの販売が行われていました。
僕はアップルパイを購入しました。肉厚のりんごがたくさん入っていて美味しかったです。食レポ難しいね。
倶知安駅から次のニセコ駅までは地元特産品の車内販売があり、飲むヨーグルトとミルクーヘン、そして中華饅頭の3つを購入。中華饅頭の中身はあんことチーズでした。こちらも美味でした。
ニセコ駅の辺りでは左側の車窓に羊蹄山を眺めることが出来ましたが、右の窓側に座っていたため写真を撮ることが出来ず。無念。
長万部駅に到着。ここからは一般の特急列車と同じルートを走ります。ホームでは長万部町のゆるキャラ、まんべくんが出迎えてくれました。ここには載せませんがツーショットも撮りました。
ホームで予約していた駅弁を購入。この「かなやのかにめし」はその昔全国駅弁大会で売り上げ1位を誇ったことがあるそう。地元内浦湾で獲れたカニを使用した弁当は確かに1位を取れる美味しさだなあと思いました。
長万部を出発して1時間半ほど経った頃、右側の車窓に見えたのは大沼国定公園内の小沼。雲がかかってしまい奥に見える駒ヶ岳は麓部分しか見ることが出来ませんでした…。
はるばる来たぜ函館。(3週間ぶり2度目)
今回は3週間前の帰省ついでに寄った時には乗れなかった路面電車に乗りました。札幌にも路面電車は通ってはいますが、基本チャリ移動で乗ることはないため貴重な体験が出来ました。
函館駅前から路面電車に揺られ湯の川温泉駅で下車し、近くの足湯で一休み…しようと思ったら意外と湯温が高く数分で退散。
湯の川温泉を発ち、函館観光の中心と言えるベイエリアへ。坂の上から港を見下ろすのはいかにも函館という感じですね。そして金森赤レンガ倉庫とラッキーピエロ。ラッキーピエロめっちゃ美味かった……………。レタスはシャキシャキ、チキンは厚くてジューシー。もう大手チェーンバーガー店に行けない身体になってしまった。札幌にも出来ないかなぁ、と思ってしまうけどこういうのはご当地だからこそ良いんですよね。
そしていよいよ、函館山頂からの夜景を見に行きます…。写真では何度も見てはいますが、実際に見るとやはり違うものなんですかね。
チケットを購入。チケットにも夜景の写真が印刷されていました。胸を高まらせながらロープウェイに乗車します。
いいですか?いきますよ?
うおおおおおおおおおおおおおすげええええええええええええええええええええええええええええええええええけどたぶん写真じゃ実際の感動は1ミリも伝わってないので皆さん是非見に来てみてください。一見の価値は間違いなくありました………。
ロープウェイで山を下り、赤レンガ倉庫のあたりを通りながら宿に向かいます。クリスマスでもないのにメルヘンチックな電飾が施されていました。
以上、1日目 札幌→函館観光でございました。函館良い所ですね…将来は函館市役所で働きたいと思います。それでは。
おまけ
日帰りふらふら富良野
8月15日。日本では終戦の日とされている日ですね。しかし日本での戦争が全てこの8月15日に終わった訳ではなく、8月18日、千島列島の最北端・占守島の竹田浜からソ連軍が侵攻し、次々と千島列島を制圧していきました。先人たちの必死の抵抗により、北海道がソ連の手に渡ることはありませんでしたが、現在北方領土とされている4島を含めた千島列島は実質ロシアの支配下に置かれています。
…そんなこんなで8月15日木曜日、青春18きっぷを用いて富良野に行ってきました。
自分、アニメ声優オタクなだけじゃなくて乗り鉄でもあるんですよね。もはや人間ではない。18きっぷを用いた一人旅は確か中学を卒業した春休みが最初だったはず。東北を3日間かけて一周しました。楽しかったなあ。
札幌 6:00発 旭川行
朝4:30に起床し、ダラダラと準備を済ませて下宿先からギリ徒歩圏内の札幌駅に向かいました。オタクの朝は早い。札幌から旭川って結構距離あって、この鈍行列車だと約3時間かかるんですよね。絶対に座りたかったんでめっちゃ早くホームの列に並びました。
無事窓側に座ることができ、車窓を眺めていると途中駅から隣に乗ってきた貴婦人が話しかけてきてくれました。「旅行ですか?」「どちらまで行かれるんですか?」「ラベンダーはまだ咲いていますかねぇ」一人旅をしてる時にこういう風におじさまやおばさまが話しかけてきてくれるの好きです。
旭川に到着。駅がデカい。
家でフルグラを食べたけどなんとなくお腹が空いていたので、旭川駅で駅弁を購入して乗車。やはり富良野は人気観光地であるため、外国人もちらほら乗っていました。向かいのおじさまは駅弁をビールで流し込んでいました。いいね。こういうローカル線で車窓を眺めながら飲むビールは美味いだろうなあ。
中富良野駅で下車。有名なファーム富田に近い駅(最寄りは臨時駅のラベンダー畑駅)です。駅からファーム富田への道にもラベンダーが植えられてあり、その香りに1人でテンションが上がっていました。
ファーム富田までの道の途中にある中富良野町営ラベンダー園。正直ファーム富田は外国人観光客が多すぎて落ち着かなかったので、規模は小さいけど自分はこっちの方が好みかも。上まで登るのに階段か有料のリフトがあり、まあいけるやろということで階段を選びました。ニートにはキツかった。体力をつけたいと思います。
斜面の上からの眺め。花畑、田んぼ、そして遠くの山々。最高だね。北海道に来てよかったなぁとつくづく思います。
斜面の下からのアングル。花の知識が乏しいので、今日初めてマリーゴールドの正体を知りました。君はロックを聞かないし僕はあいみょんを聞かない。いや別に嫌いじゃないんだけどね。
こちらがファーム富田。外国人めっっっちゃ多かった。日本人いないんじゃないかと思うレベルでした。おそらくバスツアーかなんかで来てるんでしょうね。ラベンダーグッズの販売やその製造過程の見学、そして富良野名産の野菜を売りにしたレストランなどがあり、さすが人気観光地だなぁと思いました。
これがラベンダー(のはず)。屋根に囲われたところに咲いてました。見頃の時期は見渡す限りラベンダーというようなエリアもあるらしいですが、見頃を過ぎた8月中旬ということもありそのエリアは営業していませんでした。
予定では営業時間終了まで居るつもりでしたが、予想以上に人が多かったのでファーム富田を離れ、富良野駅へ。自称ウォーキング同好会なのでファーム富田から富良野駅までの約10kmを歩きました。風が強くてしんどかったけど2時間かけてなんとか到着。カントリーサインも見ることが出来てどうでしょう藩士としては満足です。
富良野駅前のくまげらというお店で少し遅めの昼食を取り、札幌に帰るべく富良野駅へ。富良野駅のホームにはこのようなモニュメントがありました。富良野は北海道のへそらしいです。確かに北海道のド真ん中にありますもんね。
富良野 15:53発 滝川行
歩き疲れてほぼ寝てました。
滝川 17:15発 岩見沢行
この電車の中でブログを書き始めました。
この旅で唯一のロングシート(いわゆる通勤列車みたいな座席)でした。こういうシートは人を収容しやすいから通勤通学には役立つけど、旅行の際にこういう座席に乗ると少しテンション下がりますね…
札幌到着。
ぱっと思いつきで行った割には楽しい旅でした。北海道がもっと好きになったし、もっと北海道のことを知りたいと思いました。
次回の旅行記は1ヶ月後の9月中旬になると思います。それでは〜。